ブログDE読書日記

ブログで自己啓発・ビジネス・資産運用・IT関連本のレビュー(感想)を紹介します。と、最初は思っていたのですがビジネス書以外についても書きます。っていうか、いわゆる日記ですね。

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「アンチエイジング」新堂 冬樹


アンチエイジングアンチエイジング
(2009/02)
新堂 冬樹

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軽い作品をと、手に取った一冊です。

予想通りの軽い作品です。

私も一旦、手にいれたくなるとどうしても我慢できない性格なので、共感できる部分がありました。

現実世界も一度落ちてしまうと、元に戻るのが難しくなるパターンってあるのかななんて想像しています。

どツボにハマってしまった二人は見ていて、自分の身に同じ事が降りかかったらと考えると、ゾッとします。

仏教で言う四苦八苦に「老いる苦しみ」というのがあるそうです。

子供の頃は「早く大人になりたいな」と思っていました。だって大人って自由に何でもできるように見えるじゃないですか。

でも大人になっていくにつれて、どんどん不自由になっていくような気がします。でも、それは勝手に自分で自分を拘束しているだけなんだと思うのですがね。

老いる苦しみというのは、何だか最近少しだけわかってきたような気がします。

白髪が増えてきたりすると、恐ろしくなってきます。外見だけに囚われると、苦しくなりますね。

でも、外見って大切ですよね。

最近では外見と内面の両面を磨かないと「ダメ人間」の烙印を押されてしまいそうで、恐いですね。

誰に押されるのかわかりませんが(笑)

心の隙間を埋めたい...出会った頃は今横にいる人が埋めてくれたのに、いつしか隙間を埋めるどころか、その人のおかげで隙間ができてしまう...

ありがちだなと思いつつ、自分だって...


新堂冬樹氏の作品は人間の欲望を上手くついてくると共に、隠しておきたいことをズバッと言ってくる内容が多いと感じます。

ふっ、こんな話と鼻で笑っていられるうちが花なんでしょうね。笑えないと思うようになったら、末期症状かもしれません。

私は今、どの辺にいるのか考えてしまう今日この頃です。

| 小説 | 18:21 | comments:0 | trackbacks:2 | TOP↑

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「無間地獄」新堂 冬樹


無間地獄無間地獄
(2000/04)
新堂 冬樹

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闇金融の話。

この本の主人公である富樫組№2の桐生は冷酷非道なヤクザ。金しか信用しないこの男は、少年時代に実父に凌辱され続けていた。

そして、心を失った。

そして、心を失った桐生は誰も信用しなくなった。

どんな事でも全く動揺せずに、残酷に債務者を追いこんでいく姿にはゾッとさせられる場面も多かった。

最初のうちは、けっこうグロテスクな内容に読むのが恐ろしかったが、後半からはその桐生に変化が現れる。

同じ組同士の組長争いの中で、№2の桐生は同じく組長のイスを狙っている№3の鬼塚にハメられていく。

そして、最後は後半あたりから薄々感じ始めていた疑問が意外な形で現れる。
この結末は私にとっては、けっこう収まりが良かった。

救われない話でも無かったような気がする。最後に気付くことができたというのは、気づかない、いや気づかぬふりをしたまま最期を迎えるよりも心を解放することができた桐生はまだ救われたような気がしたし、読んでいる私も嫌な気持ちを引きずることは無かった。

この本を手に取ったいきさつは、ハードボイルド系の小説を読みたかったからだ。小心者の私はどんな事にも動じない男の本が読みたかった。そんな本を読んで強くなりたかった。

もちろんそんな本をいくら読んでも強くなどなれないことはわかっていたが、現実逃避したかった。

強さにはいろんな捉え方、考え方があると思うが、私が今欲しい強さはどんな事があっても動じない毛の生えた心臓のような強さかもしれない。

いつも誰かにビクビクして過ごしているような気がする。本当に年を経るにつれ、弱くなっていってるような気がする。

まったく困ったもんだ。


| 小説 | 09:50 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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「背広の下の衝動」新堂 冬樹


背広の下の衝動背広の下の衝動
(2004/11/13)
新堂 冬樹

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微妙。

ダメ男全開って感じでしょうか。

私もダメ男代表みたいな男ですが、ここに出てくる男はなんともつまらん男ばかりです。

こんな男にはなりたくないと思わされる一冊です。

と、いいつつもここに出てきているような男になってきている今日この頃です。

| 小説 | 20:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「張り込み姫 君たちに明日はない 3」垣根 涼介


張り込み姫 君たちに明日はない 3張り込み姫 君たちに明日はない 3
(2010/01/15)
垣根 涼介

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書名にもあるとおり「君たちに明日はない」の第3弾。
アマゾンのレビューにはネタ切れ感があると書いてあったけど、むしろその内容はパワーアップしているような気がする。

4つの物語からなる本書は、それぞれの人達が自分にとって仕事とはどういうものなのかを真剣に考える姿が見える。
日常の忙しさの中では仕事って何だ?なんて考えることなどほとんど無い。

目の前の仕事を「こなす」のに精一杯で、仕事の本質といって良いかわからないがそんなことは置いてきぼりなりがちだ。

私はたぶん変わっているのだろうか、暇なのか、仕事についてよく考える。
真摯に考えるのではなく、上っ面ばかりを見て考えている。

だから、何も結論などでない。不満や甘ったれた不安しか出て来ない。

でも、強制的に辞めさせられそうな状況にいる人たちはきっとそうでは無いのかもしれない。

もちろんフィクションではあるけれど、今の私にとってはとても作り話とは思えないほど共感できた。

4人が皆、真剣に自分にとって仕事とは何なのかを考えている。
どうも表紙の絵と題名が内容を軽そうに見せがちだけど、内容は我々のような年代(20代~30代)にとって、暗中模索していることの道しるべになるような話だと思う。

少なくとも今の私にとっては、心に沁みる内容だった。

主人公のリストラ面接官の村上真介が語った内容を忘れないよう書き留めておきたいと思う。
これは、面接時に仕事の意味について話した内容です。

人から教わって見聞きしても、結局、一番大事なことは、時間をかけて自分で感じ、発見するしかない。



たぶん、後悔のない人生なんて、ありません。でも、その時々の信念や気持ちを信じて行動していけば、後悔はあっても、それでも後を振り返ったときに、納得はできる。



ちなみにこの言葉は非面接者の質問に対して答えた内容であって、自ら発した言葉ではありません。
もしかしたら、こんな言葉は青臭いのかもしれません。

でも青臭い言葉はこの年になってもグッときます。たぶんそういう正確なんでしょうね。

私は辛いことがあると、ずっと逃げてきました。そう思っていました。
でもそれは逃げていたのかもしれませんが、次へのステップに繋がったことは確かでした。

逃げていなければ違う人生があったかもしれませんが、現在おかれている状況もそんなに悪いものではないと思っています。むしろ恵まれているとさえ思います。

逃げるということは、その時点で自分で決断していたことです。逃げる決断もけっこう勇気が要りました。
でも勇気をもってした決断は決して無駄では無かったのかなと今さらながら思います。

自分自身で決めたことは、やはり後悔が少ないような気がします。自分で責任が持てますから。

他人によって決められたことは、やはり悔やんでも悔やみきれないものがあるような気がします。

たぶん、この村上真介が言うように、その年齢によって、信念というか考え方って変わってくると思います。より深いモノになるのか、それとも浅はかになっていくのかわかりませんが、その考え方でその時の行動を決めるしかないと思うのです。
それが間違っていようがいまいが。

そうしなければ、身動きが取れなくなるし、真実という甘美な言葉に惑わさせて、ただただ時間だけを浪費していくような気がします。

後悔の無い人生など無いと私も思います。でも、振り返った時に納得できる人生でありたいと思う今日この頃です。

| 小説 | 22:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「白い巨塔」山崎 豊子


新潮文庫「白い巨塔 全5巻セット」新潮文庫「白い巨塔 全5巻セット」
(2003/01/10)
山崎 豊子

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大学病院における権力争いの物語。教授選や学術会議会員選において、どんな手を使ってでも当選しよう、そしてその周囲にいる人たちもそれぞれの思惑から、財前を当選させようとする。

昭和38年から昭和43年にかけて書かれた本らしいが、今読んでも決して色あせない内容であると思う。

私は社会人になってから10年くらいは、権力争いなど古典的な考え方は、もう無くなってしまっていると思っていた。
そんな事よりも、お客様のことを第一に考え、いかにして顧客満足度を上げるか、そして内部に留まっている悪しき環境をいかにして改善していくかということしか、考えていなかった。

さらに権力争いなどどこか都会的なイメージがあって、私が住んでいる田舎とはかけ離れている話だと思っていた。

しかし、2年前に初めて部署を異動して、今まで感じたことが無かった雰囲気に気付いた。
ここにも様々な利権をかけての権力争いがあると感じられた。

今まで信念を持って取り組んできたことが、否定されたときもあった。

公平性、正義とは何なのかわからなくなってきた時もあったが、その雰囲気に流されている自分がいる。

自分よりも下(だと勝手に錯覚している)の者には冷たく接し、上の者には必要以上に緊張しながら接している。

白い巨塔に出てくる里見助教授はいつまでも純粋な気持ちで仕事に取り組んでいる姿には、自分もこうあるべきなのであろうと思うが、現実はなかなか厳しい。

白い巨塔は2部構成になっており、当初は1部で終わったのだが、あまりにもその終わり方に反響があったために、2年後に2部が刊行されたらしい。

1部の終わり方は、文庫本で言うと3巻になるのだが、誤診で訴えられた財前が様々な金と権力をちらつかせて原告敗訴をもぎとった格好で終わっている。

確かにフィクションとは言え、後味の悪い終わり方だったと思う。

そして、2年後に出版された2部ではその控訴審が書かれており、1部とは違った結末になっている。

まぁ、フィクションなので、最後は「終わり」にする必要があったのだろうが、現実には終わりがまだまだ先の場合もある。(フィクションでも終わりにしない場合も多々あると思うが...)

たぶん、まだまだこの世には利権争いがあるのだろう。私はそんな面倒くさい世界には足を踏み入れたくない。しかし、社会に出れば大なり小なり利権に絡む様々なことがあるのだろう。

純粋に適任者がそのポジションに付けば良いと思う一方、現実的にはそんな世界は無いのかもしれない。

真っ白な布は、簡単に真っ黒に染まりやすい。私はどちらかというと、ビジネス書を読み過ぎて、性善説的な考え方を持っていたと思う。だから、真っ黒にも染まりやすかったのかもしれない。

もともと競争が好きだったし、どんなことにも負けるのは絶対に嫌だった。戦いを挑んだのなら、勝つまで絶対に諦めたくなかった。

そんな性格の人は簡単に染まってしまうのかもしれない。そして、いつか超えてはならない一線を超えてしまうのだろう。

一度その色に染まってしまうと、引き返すのは非常に困難になる。もはやアリ地獄のようにどんどん吸いこまれていくしかない。

白い巨塔の内容は現在の社会でも脈々と引き続き行われていると思う。

| 小説 | 12:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「月は怒らない」垣根 涼介


月は怒らない月は怒らない
(2011/06/03)
垣根 涼介

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一人の女性が3人の男性とお付き合いする話です。

何を考えているのかわからない女性に魅了された3人の男性が語っています。

特にあっと驚くような結末も無いのですが、最後はちょっとだけ感動します。

面白いか面白くないかと言われれば、う~ん、そんなんでも無いかもしれないです。

何を考えているかわからない人=神秘的な人というイメージを持っていました。

で、私はその昔「神秘的」な人に憧れていたので、何を考えているかわからないように振舞いました。

結果、自分でも何を考えているのかわからなくなりました。

シンプル・イズ・ベストという言葉がたまに身にしみる今日この頃です。

「普通」のことを繰り返すということが「普通じゃない」ということがわかっていながら全然できない今日この頃でもあります。

| 小説 | 20:22 | comments:1 | trackbacks:1 | TOP↑

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「100万回の言い訳」唯川 恵


100万回の言い訳 (新潮文庫)100万回の言い訳 (新潮文庫)
(2006/05)
唯川 恵

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夫婦とは何か?を考えさせられる一冊です。

自宅マンションの上階で火事があり、消火活動により自宅に住めなくなったことを契機に別々に暮らすことになった夫婦の物語です。

それぞれ独身時代の気ままな生活に二人で生活する窮屈さから解放され、言い訳をしながら夫婦生活ではできなかった(してもらえなかった)ことを謳歌していきます。

気ままな生活は確かに良いけれど、本当にこのままでいいの?
逢瀬を重ねた相手も体の相性は良いけどそれでいいの?

やっぱり「私の帰る場所」が無いというのは辛い・・・
そして、夫と妻という間柄には不思議なものがあると言います。

共に闘ってきた仲間とでもいうのでしょうか?

最後になっても夫婦とは何か?の結論は出ません。そして、主人公である結子の母(60歳)になっても、夫婦って何だかわからないそうです。
そして、それを考えているうちは何とか夫婦を続けていくことができるのではないか、ということが結論になっています。

幸せはどこにあるのか、ということを考えさせられる一冊です。

幸せがここにある、と宣言できる人には無意味な本かもしれません。

| 小説 | 08:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「君たちに明日はない」垣根 涼介


君たちに明日はない (新潮文庫)君たちに明日はない (新潮文庫)
(2007/09/28)
垣根 涼介

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アマゾンのレビューを見て読みたくなりました。

リストラを専門とする会社に勤める男の話です。

読みやすくて面白い話です。2010年にテレビドラマにもなったんですね。

表面をなぞるだけなら、面白そうな仕事だと思いました。まず間違いなく怨まれる仕事ではありますね。

| 小説 | 13:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「午前三時のルースター」垣根 涼介


午前三時のルースター (文春文庫)午前三時のルースター (文春文庫)
(2003/06)
垣根 涼介

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「ヒートアイランド」、「ワイルド・ソウル」と読了して、垣根涼介氏のデビュー作を読んでみました。

垣根涼介氏の著作を3冊ほど読んでみて、あることに気付きました。

まず「チューンアップされた車」がでてくること。それから売春婦がでてくること。この二つは外せないようです。

垣根涼介氏のジャンルは?ミステリー?ハードボイルド?あとは何があるの?

デビュー作ということもあって、垣根涼介氏の想いが詰まっているような気がします。

ベトナムに行ったきり帰ってこない父を捜しに行く息子の話なのですが、父が帰ってこない気持ちがほんの少しだけわかるような気がします。

敷かれたレールに乗っかって生きて行くか?それともレールの無い道を進んでいくか?

今の時代、就職先のキーワードは断トツ「安定性」のようです。

先が見えないことを「不安」と見るか、「面白い」と見るか?

私は圧倒的に前者です。石橋を叩いて渡るどころか、叩きすぎて壊れてしまうくらいの勢いでビビリです。

でも、一方で何か違うことをしてみたいという気持ちがあります。
単なる甘ったれた子供のような考えなのかもしれませんが、ここではないどこかへ行ってみたいなという気持ちがあります。

現実逃避ですかね・・・

まぁ、ビビリだから何もできないのですがね。

でも、他人から見ると私はどんなお店でもずんずん入って行きそうなイメージがあるそうです。
周りの目を気にしなさそう、という事でしょうか?

緊張もしなさそうだし、悩みもなさそうと言われた時があります。

全くもってそうではありませんが、そういえば、自分ではそう見えるようにしていたかもしれません。

緊張もしなさそうにしていたり、悩みがなさそうに演じたりしていたかもしれません。

だって、緊張してもカッコ悪いし、悩みがありそうにどよーんとしていてもカッコ悪いし、グチばっかり言っている人ってカッコ悪いと思っていたので、自分はそうならないようにしていたような気がします。

それが今はいつも緊張しているし、悩みがありそうに難しい顔をいつもしているし、いつもグチばっかり言っています。

だから、午前三時のルースターに出てくる父のように吹っ切れた人間を魅力的に思うのかもしれません。

いつまでも「うじうじ」している自分が本当に嫌でなりません。

東日本大震災から1年が経ちました。復興が進んでいる分野がある一方、遅々として進まない分野があるようです。
震災を機にいろんなことが変わったというような記事を見かけます。

私は一向に何も変わりません。同じところをぐるぐると回っています。

| 小説 | 21:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「ワイルド・ソウル」垣根 涼介


ワイルド・ソウル〈上〉 (新潮文庫)ワイルド・ソウル〈上〉 (新潮文庫)
(2009/10/28)
垣根 涼介

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ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫)ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫)
(2009/10/28)
垣根 涼介

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本当はもっと軽いやつを読みたかったのですが...

だって、これ分厚いんですもの。私は単行本を読んだのですが、1ページ2段組みの500ページ超!手に持っただけでもうお腹いっぱいという感じです。

重い腰を上げて読んでみたところ...2章位まではその面白さがわかりませんでした。
日本のブラジルへの移民政策の話なのですが、最初の方はその地名が沢山出てきて頭の中がパンクしました。まぁそんなに重要なことでも無いのですが、移民した家族の名前もままならず、その後これ誰だっけというような感じで読み続けました。

まぁ、固有名詞はそれほど重要なことでもなく(と私は思いました...)、移民していた人が外務省や日本政府に対して復讐するということさえわかればOKかと。

ブラジルへの移民政策...この本を読むまでは、そんな事が昔あって、そういえばブラジルには日本人が多い、というか日系何世みたいな感じで呼ばれる人がいるよね、くらいしか認識がありませんでした。

この本によれば、ブラジルへの移民政策は食糧不足が懸念されたことによる人減らしだったということになっています。それも嘘をついて、ブラジルへと連れて行ったのだそうです。もう日本には戻れないようにして...

楽園までとは行かなくても夢をみさせてブラジルへと渡航させ、実際は開墾も困難な未開の土地へ連れて行かれ、地獄のような日々を過ごすことになった移民していった人たちがこの本には描かれている訳ですが、確かにこれはひどい。

この政府の詐欺的な行為に対する復讐劇が始まる頃にはグイグイとこの本の中に引き込まれていきました。確かに長かったけれど、分厚かったけれど、話もその分内容も分厚かったです。

ケイの陽気さにあ~自分もこんな男でいたいと思ってみたものの、でも自分は臆病ものでいつも何かに不満を抱えている松尾のような人間だなと思います。

小さい頃から反骨心のようなものが強かったような気がします。負けず嫌いで意地っ張り。
保身に勤しみ、強いモノにはぺこぺこし、弱いモノには自分の力を見せびらかして見せる。

そんな大人が大っきらいでした。自分はそうなりたくない。強く思っていました。

でも現実、その最もなりたくなかった大人に自分が年を重ねるごとに近付いてきていると感じます。

こういうことしたら上司に怒られるだろうなとか、これはメンドクサイ事だから誰かに降ってしまおうとか、誰かに傲慢な態度を取ってみたり...最近の私は本当に嫌なヤツになってきています。

だって仕方ないんですよね。普通にしているとそうなっちゃうんです。この本でもそんな普通にというか、組織と言う大きな流れに身を任せて流れて行ってしまった人が戦後最大級の愚政「棄民政策」に乗っかってしまったということらしです。

確かに大きな流れに逆らうことは、現実厳しいと感じます。ここ2年くらいは本当にそう思います。流れに逆らうことに疲れ、流れに身を任せてみると、これがまた楽なんですよね。

そうして仕事って回っている部分もあるような気がしますが、そんな大人ばっかりだとまた誰かを不幸にしてしまうのでしょうね。

私は政治に全く興味がありません。だって、政治家が誰になろうが何をしようが何も変わることもなさそうだし、自分が興味をもったところで何かが変わることも無いと思っているからです。

でも最近思うのですが、これって私の想像力不足からくることだと思うのです。
私に想像力が欠けているから、何も変わらないと思うのだと思います。

これも「こうなりたくないな」と思った考え方の一つです。どうせ何やっても的な考え方。この考え方を突きつめて行くと、じゃぁ何で生きてんの?っていう話になりそうです。

だったらケイのように利口に生きていきたい今日この頃です。

| 小説 | 21:04 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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