今日は父のCT検査の結果を聞いてきた。
特に何も考えないで行ったけど、
検査結果は一般的だと思われる内容だった。
父は昨年の5月に大腸がん摘出手術を受けて、
その後抗がん剤治療(FOLFOX療法)を15回ほど
受けていた。
多少期待していたところはあったが、
腫瘍マーカーの値は上昇し、画像診断の結果
転移した肝がんが大きくなってきており、
また肺にも小さな転移が見られるという内容だった。
腫瘍マーカー(CEA)は10000オーバーとなっており
ネットや本を読んでもそんな数値に出会ったことはない。
何かの本でCEAは絶対値でなく相対的なもので推移、
減っているのか、増えているのかが重要であるという話を
見たような気がするが、10000という数値は異常だと思う。
父は最近あばら付近が痛いと言っていたが、転移性肝がんが
大きくなって圧迫しているために痛いらしい。
見た目もちょっと腫れているようだ。
今後の治療方針としては、FOLFOXが効かなくなってきたから
FOLFIRI療法に変更するらしい。
何でもこうすることが一般的らしい。
大腸がん治療ガイドラインとかいうものにもそのように
載っていた。
FOLFIRI療法で使われる抗がん剤(イリノテカン)は副作用が
強いらしく消化器官を傷つける恐れがFOLFOX療法よりも
高いらしい。
今までも気持が悪く食事がままならなかったのに
今後よりひどくなるかと思うとすごく不安になる。
また、髪の毛が抜ける副作用も顕著らしい。
本人は先生の前では強がって「頑張るしかない!」と言っていたが
内心かなりショックだったと思う。
よく言われることだと思うが、抗がん剤で体がぼろぼろになって
苦しみながら良くなるのかわからない、いや現状維持、いや
悪くなるスピードを落とすような治療と言っていいのかわからない行為を
行う必要があるのかどうか。
今の時代、がん治療に対する情報は非常に多い。
インターネットが整備されたおかげで、それなりの最新の
しかも専門的な情報を手に入れることができる。と思う。
ただ、それが逆に判断を迷わす原因にもなる。
絶対的に正しいことはな...いや、正しいことはあるだろうが
その正しいものの使い方にはいろいろあって必ずこれが正解ということは
ないだろう。
どの情報も一つの情報として認識して、後は情報の思い切った
取捨選択を行って、スピーディに実践していくしかないのだろう。
代替治療あれこれで代替治療に希望を持ちたいと書いた。
それは今の抗がん剤治療をハナから悪いものと決め付けていた感がある。
副作用がない、もしくは少ない民間療法にこそ希望があると考えていたが
それは間違った認識だったのかなと思う。
一方的なものの見方は非常に危険なことかなと思った。
民間療法に希望を託し、高額な医療費(医療ではないか?)を支払うことによって
自分は父に最高のことをやってあげていると感じたかった、
ただ自己満足したかっただけかもしれない。
今日、病院から帰ってきて自分のなかのモヤモヤとした気持ちがあり
以前から興味があった「がん相談ホットライン」に電話してみた。
どのような方(職業)であったかちょっと忘れてしまったが
一番大切なのは患者本人の希望ということだった。
患者本人がそういう希望や要望、不安などが言いやすい環境を
作ってあげることが大切だと言っていた。
まぁ、私の話もこのブログを見てわかるように
とりとめもない話をしてしまい、担当者の方も
困ったことだろう。
また、今日は病院から帰った後に、父と母、姉の子、犬そして私で
近くの公園に散歩に行った。
後ろからみんなの姿を眺めていた。
天気も良かったせいか、その光景にすごく幸せを感じた。
家族が一緒にいられること、そして笑っていられることに
これ以上ないと思える幸せを感じた。
藍色(09/12)
あーちゃん(07/12)
JIRO(07/11)
est(07/10)
JIRO(06/23)
ちゃよ(05/16)
藍色(01/29)