ブログDE読書日記

ブログで自己啓発・ビジネス・資産運用・IT関連本のレビュー(感想)を紹介します。と、最初は思っていたのですがビジネス書以外についても書きます。っていうか、いわゆる日記ですね。

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ガラパゴス(相場英雄)



どうしたもんじゃろのぉ~。
というのは、とと姉ちゃんの困ったときの口癖なわけですが、
私も「どうしたもんじゃろのぉ~。」と言いたい気分です。

どの部分がフィクションでどの部分が現実にもあるのかわかりませんが、
本作品には労働者がおかれた過酷な状況が描かれています。

アパートの一室に何人もの派遣労働者が住まわせれている話は
まるで不法入国者のような状況を連想させます。

国は様々な改革を推進し、日本はきっとよりよい社会へと進んでいるものだと思っていました。

ですが、現実は...

母は軽自動車に乗っているのですが、
自動車税が7,200円から12,900円に上がったと嘆いていました。

なんで上がったのかは知りませんが、
これは家計に対して大ダメージです。

時給数百円で働く母はいつだったか時給が10円上がったと
喜んで私に話をしてきた時がありました。

それが自動車税が5,700円上がったせいで、
10円上がった時給はまずその税金で消えてしまいます。

そして、先日、約15年乗った軽自動車の車検を受けたら
下廻りが錆過ぎて車検が通らず廃車にしたという話をされました。

私が住んでいる地方は公共交通機関が全然使い物にならないので
大人はほぼ自家用車を一人一台持っています。

それなのに車検が通らず自家用車を廃車にするしかなく
いろいろ考えましたが、母は自家用車はもう持たないことに決めました。

また、母が住んでいる家は築何年になるか公的な書類でも確認できないくらい古い家に住んでいます。

間違いなく築70年以上は経っている建物です。

夜に「ミシッ」と家が鳴くそうです。確かに縁側が傾いてきているような気がします。

隙間風もすごいです。24時間換気です。

水道の配管も台所にむき出しになっています。

こんな家、見たことないような気がします。

一億人が「活躍」までしなくてもいいから、普通に暮らせるようにならないかなと思った次第です。

まぁ、私が何とかしなくてはいけないのだろうとは思っています。
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| 小説 | 22:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「虚ろな十字架」東野圭吾


虚ろな十字架虚ろな十字架
(2014/05/23)
東野 圭吾

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虚ろな十字架を読んで、贖罪、刑罰、少子化、性教育について思った事があったので、これらの件について書いてみたいと思います。

【贖罪について】
自分の「してしまった」ことに対して、一生背負って生きて行く。

こんな言葉をいつだったか聞いたことがあります。

「十字架」という言葉の意味には自分の犯してしまった罪という意味もあったような気がします。

ここで言う「罪」とは、刑法に触れることだけでなく、
道徳的にやってはならないことも含まれると思います。

十字架を背負って生きるということは、
どういうことなのでしょうか。

贖罪でしょうか。

笑ってもいけない、喜んでもいけない、
ましてや幸せになどなってはいけない。

贖罪をテーマにした物語にはそんなイメージがあります。

自分も贖罪とはそういうものかもしれないと思う一方で、
だから何?という気持ちになったりします。

一歩間違うと自己憐憫。
私もそんな感じになってしまう時があります。

少なからずの人がやってしまったなと思う事があるのではないかと思います。

それに対してどういう気持ちで、行動で生きて行くことが
ベターなのかまだ自分なりの答えが見つかりません。

【刑罰について】
虚ろな十字架のなかで、死刑に対する話がでてきます。

死刑容認論、死刑反対論。

世の中では死刑のある国、無い国があると聞きます。
二分しているかわかりませんが、ある国と無い国があるということは、
難しい問題なんだと思います。

正直、刑罰についてはあまり考えたことはありません。
よく知らないので。

でも日本に死刑があるということと、
外国には死刑が無い国があるということは知っています。

それで、日本は死刑がある国だから、
それを反対する人や団体がいるということも知っています。

私は人を殺した人は死刑になってしかるべきと思っていました。
でも、実際の判決を見るとそういう結果にならない場合もあります。

計画性、残虐性、1人なのか複数人なのか、初犯なのか再犯なのか、
そんな事情を考慮し、刑を決めていたような気がします。

人を殺しても場合によっては、死刑にならない場合がある。
むしろ死刑にならない方が多いのかもしれません。

そうなのかもしれません。
長い時間をかけて、頭の良い人たちが考えてきた制度ですから、
もっとも合理的なのかもしれません。

でも、自分の身内にそういう厄災が振りかかったら、
計画性が無くても、残虐性が無くても、1人だったとしても、初犯であっても
絶対に死刑という判決を望むのだと思います。

虚ろな十字架でもそのような場面が出てきます。

しかし、死刑という判決が出ても被害者の身内に区切りがつくことは無いということも知りました。

面倒くさくなったから、死刑でいいや。

そんな気持ちで死刑となっても、ちょっと違うのかもしれません。

反省し、死をもってしか、その罪を償うことができないという気持ちを望むのかはわかりませんが、
死刑という判決の一言で片付くことではない事がわかりました。

死刑になろうがならまいが、遺族の気持ちに収まりがつかないのは想像できますが、
かといって税金で運営されている施設で生活することもどうかなと思います。

一定の数の悪人はこの世に存在していると思いますので、
そういう人を収監する、できれば更生する施設というのは必要だと思います。
(自分もいつそうなるのかわかりませんし...収監されている人の中には、
まさか自分が入るとは思わなかったという人も少なからずいるでしょうから...)

そういう施設に税金を投入するのはやむをえないとも思います。
(民間で刑務所?を運営している国もあったような。)

死刑容認論の中に、再犯率の高さというのがあるらしいです。

一度法を犯した者は、また犯す確率が高いということで、
死刑にしておけば、その者に殺される人はいなくなるという理屈でしょうか。

なんとなくわかるような気もします。

厳罰化が進んでいるとも思います。

危険運転致死罪?だったでしょうか。
最近できた罪状だったような気がします。

厳罰化が進んで、犯罪を少なくできるのか?

どうでしょうか?

一定の歯止めにはなっているような気がしますが、
やる人はやるという感じもします。

ストーカー対策は年々厳しくなっているような気がしますが、
その手の犯罪のニュースは年々多くなっているような気もします。

黒子のバスケ脅迫事件でもあったように、
「どんな判決でも控訴しない。服役を終えたら自殺する」という人に対して
刑罰は無力という気もします。

極端でしょうか。

いつの時代にもどの国にも犯罪者というのは存在すると思います。

ゼロにするのは不可能だと思いますが、
少なくする努力が不要ということにはならない訳で
だからといって何をどうすればよいのかはわかりません。

だから死刑がある国と無い国があるのだと思います。


【少子化について】
正確には少子化対策でしょうか。
学生時代は性欲旺盛です。

いや、人によっては30代、40代の方が旺盛という方もいるかもしれません。

イメージとして10代は性欲に目覚める時期であり、
特に男はそうだと思います。

虚ろな十字架もそんな性欲旺盛で性に対して無知であるがため
十字架を背負って生きて行くことになった人間が出てきます。

今、日本の人口が減っていて、様々な少子化対策が行われています。

大人に対しては婚活支援、子供に対しては医療費の無料化など
様々な対策が取られていると思います。

どこかの本で見た話によれば、
いわゆる発展途上国は出生率が高いのだそうです。

それはやることがあまりないからだそうです。

やることがあまりないため、子作りをするのだそうです。

だったら、学生時代に子供を作るというのもありかなと思いました。

学生時代はけっこう暇な人が多いと思います。特に田舎は。
田舎でも大人になるいろいろなことに手を出して、
忙しそうになる人もいるので、
比較的時間を持て余す学生が子供を作ることを奨励すれば
少子化対策になるのではと思いました。

やりたい盛りですし、行き当たりばったりという人だって多いから
けっこう少子化対策になるような気もします。

でも、それは問題が出てきます。

その子を誰が育てるのかということです。

学生は学校に行っているため、生活の全てを賄うお金を稼ぐのは多くの場合困難だと思います。

じゃぁ、その親かというと、まぁそれもありかもしれません。

高齢者はお金を持っている人が多いそうなので、
金銭的にはそれで良いかもしれません。

ですが、皆が皆そうではないので、
それでは産まれてきた子供がかわいそうなので、
何のための少子化対策かわかりません。

だったら、いっそのこと、全ての教育は15歳くらいで終わるようにしたらいいと思います。

15歳で勉強は終わり。
今も義務教育は16歳まででしょうか。

でも、高校に行かなければ就職先は限られるし、
ましてや今はほとんどの人が大学に行く時代です。

だから、高校や大学で勉強することを15歳まで終わらせる。
今の世の中、いろんなことがすさまじいスピードで進んでいるので
そういうことができる仕組みを作る人がいてもおかしくないと思います。

そして、16歳からはほとんどの人が働くことにすると。

盛りの時期に子作りができるので、
少子化に歯止めをかけられるのではないでしょうか...

やはり無理がありますね。

だったらと思ったのが次の性教育についてです。

【性教育について】
私には性に対して教育を受けた記憶がありません。
内容が記憶に無いだけで、あったことはあったと思います。

どんな内容が良いのか私にはわかりませんが、
毎年のように産まれてすぐの子を置き去りにしています報道を聞きます。

そのような事ができることに驚きます。

気持ち的なこともそうですが、
物理的というのでしょうか、
環境が相当整った産婦人科で産むのが当たり前の今の時代に
どっかで一人で産むなんてことができるということに驚きます。

そういう事をしてしまいその後何も感じないで生きていける人は
ものすごく少数だと思います。

ほとんどの人はその後苦しい思いをして生きて行くような気がします。

だから、虚ろな十字架のようなエピソードを題材にして
性教育することも一理あるかなと思いました。

若気の至りがその後の人生を苦しいものにしてしまうということを
知ってもらうのもいいのかもしれません。

自分が学生時代にこのような内容を聞いても
「ケッ」と思ったと思います。

でも、心の片隅には引っかかったような気もします。
そんな引っかかり程度がものすごく重要だとも思います。

| 小説 | 19:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「空中ブランコ」奥田 英朗


空中ブランコ (文春文庫)空中ブランコ (文春文庫)
(2008/01/10)
奥田 英朗

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最近、精神的に落ちていて、バカな私はgoogleで「最悪」を検索してみました。

で、出てきたのが奥田英朗の「最悪 (講談社文庫)」でした。

で、最悪も面白そうだったのですが、同じ著者のこの本を読んでみました。

結果、伊良部先生サイコー!でした。


誰に何と思われたっていいじゃない、と思えました。

自分の興味のあること、とことんやればいいじゃねー、と思えました。


と、読後思いました。


で、次の日気分爽快になりました。


というのが、2日前でしょうか。


そしてまた今日気分は落ち込んでいます。



で、思ったのが、本ってそんなもんじゃね、ということです。


自己啓発本を読んでいると、やる気を持続させる方法とか掲載されています。

自己啓発本を読んでやる気になっても、長続きしない理由とか書いていたりします。

潜在意識がどうとか、長続きさせるコツとか書いてあったような気がします。


でも、私は長続きしません。

でも、それでいいんでない。

人間だもの...と思えます。


本もそれでいいと思います。

一時的だってやる気がでればいいと思います。

本なんて無限にあるから、やる気がでない度に読めばいいと思うのです。

本に過剰な期待をする気持ちこそ、良くないような気がします。

と、最近思っています。

| 小説 | 21:02 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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「悪の教典」貴志 祐介

悪の教典 上 (文春文庫)悪の教典 上 (文春文庫)
(2012/08/03)
貴志 祐介

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悪の教典 下 (文春文庫)悪の教典 下 (文春文庫)
(2012/08/03)
貴志 祐介

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教師(蓮実)が次々と殺人を犯していく話。

蓮実は共感することができない人種らしい。それをサイコパスと言うのだそうだ。

自分の思い通りの世界を築くために、邪魔になった人間を殺す蓮実。

一つの殺人でほころびが出てしまい、遂にはクラス全員を殺すことになった。

この本を読んでいると、ぐいぐいとその世界に引き込まれていった。

怖いなんていう感情ではなく、気持ち良さを感じた。

自分も少なからず、蓮実と似た感情を持っていると思った。

邪魔者は消し去りたいという感情。

目の上のたんこぶ的な存在はいつの時代もいた。

いなくなればいいのにと思うことはしばしばあった。

だからといって、何か行動した訳でも無いが。


気持ちいい物語だった。


しかし、いつまでも小説の中の世界に浸っている訳にはいかない。

現実世界に戻らなければならない。


最近読み返している「道は開ける」の一章で
仕返しは高くつくという話がある。

仕返ししようと思って負のオーラをまとってしまうことは
自分自身を苦しめることになるのだろう。

仕返しというか、その思いをバネにプラスのパワーに昇華することができれば
違った結果がでるかもしれない。

やはり前向きに生きて行く事が普通の人にとって最善の道なんだろうと思う。

しかし、この本は面白かった。
人間の心に抱える闇を表現している作品だと思う。

ただし、結末がもうちょっと「悪」っぽくても良かったのかななんて思った。

| 小説 | 13:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「きらきらひかる」江國 香織

きらきらひかる (新潮文庫)きらきらひかる (新潮文庫)
(1994/05)
江國 香織

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江國氏の「きらきらひかる」は深津絵里さんが主演しているテレビドラマとは全くの別物だ。

アル中で情緒不安定な女(笑子)とゲイの男(睦月)との結婚生活プラス睦月の恋人(紺くん)が舞台となっている。


笑子は本当に面倒くさい。

自分を見ているようだった。

勝手に傷ついて、勝手に落ち込んで、収拾つかない状況にすぐ陥ってしまう。

そんな笑子に睦月はすごく優しいのだけれど、そんな優しさにも傷ついてしまう笑子。

そんなどうしようもない笑子だけど、睦月がゲイであることを受け入れようと、睦月の恋人である紺くんとも仲良くなろうという気持ちがわかる。

この3人の繋がりがかぎりなく細く頼りない感じがする。

でも血縁でない人が繋がるって、細く頼りないのがあたりまえなのかもしれない。

確かに結婚50年なんていうベテラン夫婦は、違うかもしれない。

しかし、熟年離婚という言葉が数年前に流行ったことから、結婚年数=絆の太さではないのかもしれない。

あとがきで江國氏は人を好きになるなんてことは無謀なことだという趣旨の文章を書いている。

本当に私もそう思う。

人を好きになって結婚するなんていうことは無謀だと思うことばかりだ。

それでも多くの人は結婚という道を選択する。

そんな気持ちわからないでもない。

むしろ自分もその道を選択している。


優しさが時には人を傷つけることもあるのだろう。

良かれと思ってやったことが、相手を傷つけることもあるのだろう。

後で気づく優しもいっぱいあるのだろう。


笑子も睦月も紺くんも傷つきながらも、現状を維持していこうといている。

そんな生活の中にも幸せだと思える時間があるからなのだろう。

時間的には苦しむ時間の方が多いような気がする。でも、時間じゃないのだと思う。

どんなに苦しくても、ちょっとした幸せを感じることができることによって、苦しさは帳消しになるのかな。

どうしようも無いことはあると思う。

頑張ってもどうしようもないことってあると思う。

以前までは、うまくいかないのは努力不足だと思っていた。

でも今はそう思わない。

努力してもうまくいかないものはうまくいかない。

考え方を変えるしかない。

自分を変えるしかない。


それでも、ダメなときがあるんだと思う。

それが普通なんだろうと思う。

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「ロスジェネの逆襲」池井戸 潤


ロスジェネの逆襲ロスジェネの逆襲
(2012/06/29)
池井戸 潤

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ロスジェネとは?
バブル崩壊後の失われた10年間に就職1994年から2005年の超・就職氷河期に就職活動を行った、現在、主に29~39歳(2012年現在)になる世代のことを言うそうです。

私もその中の一人です。

景気が良いという感覚がわからない世代です。

正直景気が悪いというのもピンと来ません。なぜなら、リストラや倒産という事は、就職してから、いやもっと前から聞きなれていたから、それが普通という感覚なのかもしれません。

で、この「ロスジェネの逆襲」はそんなロスジェネ世代とバブル世代の戦いという構図のようです。

正直、私も就職したての頃、この会社はなんでこんなに腐っているのだろうと思っていました。自分だけは前向きに頑張ろうと思っていました。

それが今は何のために仕事をしているのかわからなくなっていました。

内へ内へと目が向いて行ったような気がします。

事無かれ主義で縦割り、そして上司に怒られないようにしようとだけ気を使うなんてことだけを気にして仕事をしていたような気がします。

だから仕事も面白くなくなってきました。考え方がいつも後ろ向きなんですね。

でも、仕事って、やっぱり内で無くて外を見ないとダメなんだと思います。

我々の世代がおかしいと思って来た事。同世代の人たちと話すと共通認識のような気がします。

世の中を変えてみせる。それくらいの気概を持って仕事に取り組んでいかないと、仕事って面白くならないような気がします。

自分ができる範囲のところから、自分の感覚で、前向きに仕事に取り組みたくなる一冊でした。

もちろん、いくら気概を持って取り組んだところで、空回り、失敗する時もあると思います。それでも、もがいて、もがいて、悩んで、苦しみぬいてでしか、得られないものもあるような気がするのです。

ここ数年ずっと逃げていました。もうちょっと逃げずに現実と向き合いたいと思います。

| 小説 | 18:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「ベター・ハーフ」唯川 恵


ベター・ハーフ (集英社文庫)ベター・ハーフ (集英社文庫)
(2005/09/16)
唯川 恵

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結婚とは、夫婦とは何かを考えさせられる一冊。

私が思うに夫婦とは、日常生活だと思う。

私は結婚という言葉に、何か非日常的なものを感じていた。
現実味の無い言葉だった。

それがいつしか結婚していた。

そしていつのまにか月日が流れた。

そして、歳をとった。

何も変わっていないようで、何か変わっているような。

たぶん結婚生活を継続していくことは、すごく大変なんだと思う。

この物語にあるような話は、多くの家庭で繰り広げられているのだと思う。

必死にもがきながら、結婚生活という海を泳いでいく。

その過程でたまに浮き輪が浮いていたりする。
それにつかまった時にホッとする気持ちが幸せなのだろうか。

もしかしたら結婚にも才能があるのかもしれない。
才能が無い場合は、努力するしかない。

今はもう滅多に読まないけど、以前、ビジネス書を読んでいた。
それはそれでタメになることも書いてあったような気がするけど、現実って、というか、結婚生活にはそんなもの全然通用しないと思う。

でも、だから面白いのかもしれない。と、思えるよう気持ちにゆとりを持とうと思う今日この頃。

| 小説 | 21:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「県庁おもてなし課」有川 浩


県庁おもてなし課県庁おもてなし課
(2011/03/29)
有川 浩

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何だっけ?何かのランキングで面白いということで思わず図書館に予約をしてみたものの、いざ貸出OKですのメールが来たものの、何だかほのぼのしてそうで読む気が無かったのですが、せっかくだから読んでみました。

3分の1くらい読んでの感想はベタだなと思いました。

でも、次の日の仕事で何だかヤル気がでている自分がいました。

ベタな内容・・・というのは簡単です。

自分はそんなベタな事さえできずにくすぶっているのです。

ベタだと思える内容が実は自分にとってカンフル剤になったりしています。

裏の裏は表だったりして、という歌詞があったような気がしますが、裏ばかり読み過ぎて何も行動できない自分がいます。

やっぱり行動のような気がします。行動してこそナンボ。

また、著者の名前からして男だと思っていたのですが、女性の方だったんですね。

読んだ後に気付いたのですが、内容的にも男性の方が書いているのだと思っていました。

でも、女性の視点がふんだんに描かれていたので、女性が書かれた本だと言うのも納得です。

商売する上で女性の視点って大事だよなって思ったことがあったような気がしますが、そんなことすっかり忘れていました。

さわやかな読後感を味わえる一冊だと思います。

ただ、私のヤル気も一日で終了したような気がします(笑)

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「人間失格」太宰治


人間失格 (集英社文庫)人間失格 (集英社文庫)
(1990/11/20)
太宰 治

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日本文学といえば太宰治。太宰治といえば人間失格でしょ!と考えるくらい日本文学を何も知らない人間が「人間失格」を読んでみました。

私がイメージする転落人生そのものでした。

女、酒、薬そして人間崩壊...

ただ人間失格に至る原因が繊細なものだと感じました。

確かに転落人生なのですが、人間不信のあまりに自分をダメにしてしまった人生だったような気がします。

欲望に溺れた訳でもなく、ただただ人間を信じることができなかった。自分自身も...

私は度胸が無いから、転落することすらできません。ただただ、そこにとどまっているだけ。

転落するにも勇気がいるのかなと思います。

転落するのも怖い、前向きに頑張るのも頑張り続ける自信が無いから怖い、だから何もできません。

どんな本を読んでも、ベクトルはいつも自分を指しています。自分、自分、自分。

いつも自分のことばかり。

だからにっちもさっちもいかないのでしょうか?

今年の目標は頑張らない事です。
で、今年はすでに半分まで来そうな勢いです。

で、どうだっただろうか...?

やっぱり変わらないんですね。何もできないでいる自分がいます。

欲望のままに生きてみたいと思ったりもするけど、後先を考えると、踏みとどまってしまいます。

自分の人生なのだから、自分で責任を取らなければならないと思ってはいるのですが、自分ことばかり考えている割には、何だかな~です。

要はあまのじゃくなんだと思います。

不自由だと自由になりたくなるし、自由だと不自由が恋しくなる。バカな人間なんです。

その時、その時を生きて行くしかないのかもしれません。

そういえば「ブッタとシッタカブッタ3 なぁんでもないよ(小泉吉宏)」の言葉が最近身にしみます。

自分を笑いなさいな
深刻になると
人生を見誤るよ



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「こころ」夏目漱石


こころ (新潮文庫)こころ (新潮文庫)
(2004/03)
夏目 漱石

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上司に薦められて読んでみた一冊です。

その上司とは2年前に私が移動してきた時に初めて一緒に仕事をすることになりました。

正直2年間、まともに話をすることはありませんでした。

その上司はこの4月1日に人事異動のため、他部署へ異動していきました。

その後の歓送迎会で初めてじっくりと話をしました。その方は50代独身の男性です。私の職場ではエリート街道だと思います。

その上司の印象は何を考えているかわからなくて、そしていきなりキレるので、恐ろしい人間だと思っていました。また、今もそう思っています。

しかし、その恐ろしさの中にも、何だか人間らしい一面があると感じていました。たぶん、思想家みたいなところがあるんだろうなと思っていました。

私の職場の酒飲みの席次は一定の人を除いてくじ引きで決めます。そして、この2年間100%の確率のその方の隣の席を引き当てていました。

面倒くさいから、隣は絶対に嫌だと思ってくじを引くのですが、いつもその人の隣の席を引き当てていました。

3時間くらいの酒飲みの場が数回あったと記憶していますが、全然内容の無い話ばかりをしていたと思います。

どう付き合ってよいのかわからないまま、2年間を過ごしました。

しかし、歓送迎会の場ではもうこの人ともお別れだと思うと、何だか思い切って自分のことを話してみたくなりました。たぶん相手もそう思っていたような気がします。

1次会では、何だか恥ずかしくて話すことができませんでしたが、そこそこお酒も入った2次会では隣に呼ばれたので思い切っていろいろ話をしてみました。

上司は読書が好きということで、これはと思い自分も読書が好きでいろんな本を読んでいると打ち明けました。でも、読んでいる本のジャンルは言いだせませんでした。

何だか私は娯楽のような本ばかり読んでいて、本を読んでいると言ってみたものの、読書に上も下も無いと思うのですが、恥ずかしくなってしまったのです。

読書に対する姿勢のようなものが私はすごく浅はかであって、読書などは暇つぶしであって、現実逃避の手段であったからです。こういう姿勢を上司に対してするのが、恥ずかしくてどんな本を読んでいるのか言うのがはばかれたのだと思います。

私の話しは置いておいて、上司はどんな本を読んでいるのか興味があったので、聞いてみました。そしたら「日本文学」だというのです。

日本文学といっても具体的に何を言うのか、私はさっぱりわかりませんでしたので、入門編は何かないかと尋ねたところ紹介されたのが夏目漱石の「こころ」でした。

夏目漱石という人が数年前の千円札に描かれていたことは知っていましたが、どんな話を書く人なのかは恥ずかしながら全く知りませんでした。

何だか難しそうだなと思いつつ、せっかく紹介された本だから読んでみようと、読みにくい文章を丹念に読んでみました。

この本から何を感じ取ることができるのか?わかりませんが、自分なりに考えたことを書いてみたいと思います。

先生と先生の友人Kは自殺してしまうのですが、なぜ二人は自殺してしまったのか?
私のイメージとして、哲学者は考えて考えて精神崩壊して自殺してしまうイメージがあります。

この二人は哲学者では無く、思想家だと思うのですが、やはり考えすぎた...いや、ちょっと違うような気がしてきました。

Kに関しては、精神と肉体との不一致に悩まされて自殺してしまったような気がします。元々宗教家の家に生まれた彼は精神は高潔なもの、肉体は低俗なものと考えていたのでしょうか。

人を好きになるということは自分の目指すものとは相容れないことであるのに、自分の気持ちを抑えきれないほど好きだという気持ちが募っていく。

そんな事を人に相談することは、もはや自分の目指しているものになれない行動であるのに、人に相談したところ、人を好きになるということはやはり自分の今までの人生を否定するものであると確信したのかもしれません。

だったら、もう生きている価値は無いと思い自ら命を絶ったのでしょうか。もっと前に死ぬべきだったとの遺言から、好きな気持ちに気付いた時点で死ぬべきだったと思っていたのかもしれません。

また、先生は親友を裏切って恋人を手に入れたことに罪の意識に悩まされ死んでしまうのですが、死ぬまでの葛藤がこれまた真面目すぎるのです。

これが明治時代の思想家の生き方なのかもしれません。

たった一つの後悔がずっとずっと先生を苦しめます。何かに没頭すれば忘れられるかもしれないと、研究をしてみますが、そんな気持ちで始めた研究など長続きはしなかったようです。

次に自暴自棄になって酒に溺れてみますが、しばらく溺れてみて嫌になって酒に溺れるのもやめてしまったようです。

妻の母が病気になり看病した時は、「やるべき事」ができて気が紛れたようです。その母が亡くなった後は妻に対して精一杯親切になったそうです。

そうすることによって、罪の意識から、そして過去から逃れようとしていたのだと思います。

でも、逃れることができなかった。そして、遂には過去と決別するには「死」しかないと思うようになるのです。


なぜ、明治時代に書かれた夏目漱石の「こころ」が100年以上たった今も読まれているのか?

自殺した二人の考え方なんて、今の時代に合ってないにも程があると思っていながら、どこか自分と似ているところがあると思えてなりません。

共感できる部分があるのです。

特に先生のやってきたことに私は恐ろしさを感じます。

私も何かから逃げるために読書をしたり、酒を飲んだりしています。

私の場合は罪悪感から来るものではありませんが、現実から逃避するために、それらのことをしている気がします。

今ある「ここ」を見ることなく、他のどこか、例えばこの本で言えば「過去」でしょうか、そこにこだわり過ぎると待っているのは「死」のような気がします。

先生は幸せになろうと思えばなれた、心の底からなることはできなかったかもしれませんが、妻のことを思えば幸せになることができたのではなかったか。

あまりにも自分に意識が行き過ぎていたのではないか。

現実を逃避するために読書をしているのが、現実を見せつけられたような気がします。

なぜ、書かれてから100年以上もたつ夏目漱石の「こころ」が読まれているのか、少しだけわかったような気がします。

10年後にもう一度読んでみたいです。

そして、この本を薦めてくれた上司に感謝したいです。恐らく、その上司に薦められなければ一生読むことは無かった一冊だと思います。

本を読むこと自体に大した意味など無いと思っていますし、この本を読んだからと言って、人生が豊かになるか、と問われればそうではないかもしれませんが、読めてよかったと思います。
自分の内面を垣間見たような気がしましたから。

もうちょっと日本文学を読んでみたくなりました。しかし、上司に一つ注意されたことがあって、日本文学の内、暗い話は若いうちに読まないと危険だと言われました。

確かに暗い話は引きずり込まれそうになります。戻ってこれなくなりそうです。若いうちはみなぎるパワーで戻ってこれそうですが、私はけっこうギリギリだと言われました。むしろ遅いかもということでした...

恐いモノ見たさでもう一冊くらい読んでみたいと思います。

| 小説 | 20:54 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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